夏の快適寝具

寝苦しい夏を快適に過ごす快眠寝具のオススメ

岩手県もこの時期になってくるとそこそこ暑くなってきます。奥州市の夏はそれは東京などと比べれば涼しい方ですし、寝苦しいほどの夜がやってくる期間も長くないですから我慢出来ないことはないかな、と思います。ま、でもやっぱり毎日気持ちよく眠りたいですよね。

私が続けさせていただいているラジオ(http://www.oshu-fm.jp/)でも、この時期よく話題にしていますが、そんな岩手の夏の夜を快適に過ごせるオススメ寝具がいくつかあるのでご紹介したいと思います。今回の条件設定は

「エアコンは使わない」

です。昔は寝ている間のエアコンの使用ってあんまりオススメしてなかったんですが、最近はエアコンも進化しているので夜の間に使ってもそんなに悪くはありません。ただ、やはり乾燥してしまったり、温度変化に弱くなることで日中の暑さのせいで夏バテしてしまったりと気になることも多いと思います。日中はともかく夜は気温も下がってきますので、できるだけ自然な環境で寝れるのであればそのほうがいいかなといくことで、エアコンを使用しない気温条件でのオススメ寝具をご紹介いたします。そうですね、温度で言えば28度前後でしょうか。

岩手の熱帯夜を快適に過ごすには天然素材にこだわろう!

これぐらいの気温だと汗も結構かきます。湿度によってすっきり感は変わりますが、寝ている間にコップ一杯分の汗をかくも言われています。掻いた汗のほとんどは寝具によって吸収され、湿気も寝具に溜まっていくことになります。

ですから、夏の寝具は吸湿性はもちろんですが、放湿性に優れていること、そして肌触りが汗や湿気で悪くなりにくいものがオススメです。具体的に言うと麻やシルクなどですし、綿であれば平面的な平織りのものより、タオル地であったり接触面がボコボコしているものが気持ちよく感じるのではないでしょうか?

私のオススメは断然シルク(絹)!なんですが、これは掛ふとんのカバーやパジャマの素材としては最高です。シルクは吸・放湿性に優れているのはもちろん、繊維が丸いので触れた時にベトつかずサラサラしているのが特徴です。さらにこの柔らかさがストレスの解消にも効果があるので、夏の寝苦しい時には心も落ち着かせてくれるんですよね。

シルク・絹・寝具
また、「麻」もシルクとは違った感触ですが暑い夏にはピッタリの天然素材です。
麻はシルクはもちろん綿生地などに比べても、少しザラザラした荒い感触のする素材です。洋服なんかだと「シャリ感」みたいに表現されますね。
また、繊維が伸びにくく硬いですし、荒い感じがあるのですが、そのおかげか肌にべとつくこともなく通気性もいい、さらに吸水・吸湿性にも優れているので夏にはピッタリの素材です。
また湿気をすばやく外に逃がしてくれるので、麻はカビや雑菌の繁殖も抑えてくれるんですよね。

夏の快適素材【麻】

ひんやりグッズはどうですか?

暑い!寝苦しい!という方にこの時期オススメされているのが接触冷感系の商品です。敷きパッドや、枕カバーなど様々な商品が出ています。これらの商品は触るとひんやりして気持ちがよく涼しく感じます。ただ機能性には特徴がありますのでそれを理解した上でお使いになるのがいいと思います。
接触冷感系は触った瞬間は冷たく感じますが、そのまま手や身体を置いておくと冷たく感じなくなります。これは接触冷感系の素材は熱伝導率が良いからなんです。
熱伝導率が良いとは「熱が移りやすい」ことでこれが「熱が奪われる」=「冷たく」感じる仕組みです。
ですので一通り移り終わると冷たく感じることはありません。もちろん接触面が離れて温度が体温より下がればまた寝返りの際などに冷たさを感じることができます。

接触冷感系のグッズはいろいろな種類が販売されていますが、商品によってその性能にも差があるようですからお買い上げの際は自分にあったものを選ぶようにしましょう。

ずっと冷やし続けるものはオススメしません!!

最近は製品開発の中心地でもある東京は気温も上昇し、夜間の寝苦しさも大変です。それに合わせて冷感商品も多く販売されていますが、岩手県の方に関してはここまでは必要ないと思います。
東北の夏は関東やそれより西と比べて短く、本当に暑い時期というのも6月後半から9月頭くらいまでと3ヶ月弱しかありません。それも熱帯夜と呼べるような時期は8月のお盆前後位だけです。
人間にはもともと体温の調節機構がついており、これが適切に働くことが健康でいるための基本です。暑い時に暑く感じる、冷たい時に冷たいと正しく感じ、体温調節を行うことが自律神経の仕事ですが、これを夏の間に冷やしたり、また温めたりと繰り返すと自律神経が対応できずに混乱してしまいます。自律神経は内臓の動きやホルモン分泌なども司っていますので、混乱してしまうことで調子が悪くなってしまう原因にもなりかねません。
夏の暑さ、冬の寒さは厳しいものもあるかもしれませんがなるべくナチュラルなもので対処することで乗り来るのが健康やぐっすり眠るという観点からは大事なのかもしれません。