2013年に、厚生労働省が発表した調査結果によると、国内の2800万人が腰痛に苦しんでいるそうです。しかもそのうちの8割が原因不明、、、。その中でも多くの腰痛の原因は「心理的・社会的ストレス」だそうで、日常生活の改善が腰痛の予防になるとされています。
こんにちは、快眠館乙女屋専務の千葉俊哉です。
腰痛でお悩みの方って日本にはこんなにいらっしゃるんですよね。。そんな状況ですから、当店にもお悩みでご来店される方は跡を絶ちません。
でも、「あ、ベッドもあるんですね」と寝具店にベッドがあることをご存じなかったり、
「ベッドは買っちゃったんで、その上になんかありますか?」
と、購入後にご相談にいらっしゃる方も多かったりします。
ちょっとまって!!!!
うちでもベッドやってますから!ベッド選びができるどころじゃなく逆にお任せ下さいっ!ていう感じです。
そもそも、ふとん屋さんにベッド選びに来ようって思う方自体が少ないようなので、今回はベッド選びに寝具店もオススメの理由を書いていこうと思います。
ベッド欲しいな〜ということでいざ、買いに行こう!となると皆さんはどうされますか?
おそらく、近所の家具やさんやホームセンター、もしくはちょっと遠出してIKE◯やニ◯リなんかに行って探すのでしょうか。もしくはインターネットで検索して「なんかいいのが安くないかな〜」とやったりするのでしょうか?
どれも別段悪いわけではありませんが、結局種類が多くてどれがいいかわからなくなったり、どれがどう自分にあってるか判断できなくなったりしませんか?
まず、ベッドを選ぶ上で大切なのは、ベッドは
・体を支え、ぐっすり眠るために大切な「マットレス」
・マットレスを置く場所であり、デザイン性や、起きている間の使い勝手を決める「フレーム」
の2つの部分でできている。ということです。
この2つはベッドを選ぶ上で求められるものが別ですし、分けて考えて欲しいところでもあります。多くの店ではこの2つがセットになって売られていることがほとんどですが、この2つは分けて選べますので、ベッドを選ぶ時は
・デザインや使い勝手(明かりがつく、コンセントがあるなど)はフレームで
・ぐっすり眠るために寝心地を考えるのはマットレス
とそれぞれ別で考えるのが大切です。
私達寝具店は健康でぐっすり眠る道具を扱うのが得意ですから、この「マットレス」選びに関しては専門分野であります。
ですから、マットレス選びに関しては、
家具として捉えるのか、寝具として捉えるのかで説明やあったものを紹介してもらえるかでお店によって差があるのが現状と言えるかと思います。
ですので、あなたがもしも、体が痛いとか、なんか眠りが浅くて、、という理由で新しいベッドを探しているのであればぜひ寝具店でもマットレスを選んでほしいのです。
そうすることであなた自身に会ったベッド選びがよりうまくいくことのではないかなと思います。
テレビなどでも盛んに宣伝しているオーバーレイタイプの薄いマットレスありますよね。今使っている布団やマットレスに乗せるタイプのものです。
これは実は要注意! 腰痛を悪化させることがあります。
というのも、今使っているマットレスの使用年度が大きく関わってくるからです。ベッドマットレスはどんなにいいものでも製品寿命は10〜15年程度です。長く使っているマットレスはどうしても腰の部分からへたってきますから、腰の部分が沈みがちになってしまいます。
そのままその上にオーバーレイタイプを載せても、もともとのマットレスの影響で正しい寝姿勢が取れず結果的に腰痛が悪化してしまうことがあるんです。
マットレスを長く使っている場合はオーバーレイタイプでは改善しないこともありますので要注意です。
当店にも低反発マットレスを使っていて最初は気持ちよかったけど腰が痛くなった、という方がお見えになることがあります。
低反発ウレタンには温度により硬さが変わる物性があります。これを感温性といって、温度が高くなると柔らかくなり、低くなると硬さが高くなる性質のことです。そして低反発ウレタンはこの性質がより顕著に現れるため、寝室の環境によっては逆に寝づらくなってしまうことがあるのです。
冬の東北地方の寝室は条件にもよりますが10度を切ってきたりします。すると寝ている部分だけ柔らかくなり、他の部分は硬いというようなことになり、低反発マットレスだと体の型にへこんでしまい寝返りが打ちづらくなってしまうことが考えられます。
このような条件の方は低反発ウレタンのマットレスは逆に腰痛を悪化させてしまうかもしれません。
そんな当店のオススメはウレタンで湿気にも強いマットレスです。
寝心地も良いですし、パフォーマンスを最大限に引き出すために体のことを真剣に考えるアスリートにも選ばれていることもあります。
大谷翔平さんがCMキャラクターに選ばれているこの西川AIRーSXは今年発表されてから当店でも多くの方に選ばれています。
実際に寝てみて試せますし、硬さによっても違いがあるので、
ぜひベッド選びの際は試してみてほしいと思います。
以上でした。